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2010/05/07

渋温泉 金具屋

GWに長野県の渋温泉に泊まりました。以前から泊まりたかったお宿を予約していたので、とても楽しみでしたが、歴史的な価値のある、非常に興味深い建築のお宿でした。

Gaikanyoru

泊まったのは渋温泉にある「金具屋」という和風旅館です。

旅館は4つの館から成っていて、今回はその中の「斉月楼(さいげつろう)」という館に宿泊しました。斉月楼は昭和11年に建設された木造四階建の建物で、国の登録有形文化財になっています。

客室は2~4階までで全部で7室しかありません。他の3館と合わせても、39室しかないという小じんまりしたお宿です。

斉月楼は、釘や金具はほとんど使わず、宮大工さんたちが、木の組み合わせだけで作りあげた「伝統軸組構造」なのです。

1階から4階まで13本の通し柱を立てるという、寺院建築などにも通ずる手法も使われているということでした。

さて、ここの2つの文化財(斉月楼と、旧温泉会館の大広間)を中心に、歴史の話などを交えて館内を案内してくれるツアーがあり、参加しました。(金具屋文化財巡り)

予約をして、金具屋九代目の方に30分ほどで、説明を交えて館内を案内していただきました。

1lobbyb

ここが斉月楼1Fのロビーに当たる部屋です。ここも当初は客室として使われていたそうです。左側に廊下があるのですが・・・(下の写真)

1lobby

こちら側からみると、窓の外に屋根や欄干などが付いていて、ここも一軒の家に見立てて作られていることが分かります。したがってここは廊下ではなく、家の前の道ということになるので、砂利などが敷いてあるということでした。

2roukab

ここは2階です。正面と左側の扉が、客室の入り口です。正面の扉の上には茅葺屋根、床には、水車の歯車がはめ込まれており、民家の様子を表しているということでした。

3roukab

ここは3階です。左側の窓には番傘の枠が使われています。屋根の上にはあわびの貝があしらわれています。さらに4階の床材にはケヤキ(だったかな・・・)高級材が使用されているということで。。。こんな風にしているのは、

「2→3→4階と上に上がるにしたがって、庶民の生活から上流階級の生活へと、グレードアップしていく」というコンセプトがうかがえる内装になっているからであるということでした。

Ajiro

2階廊下から見た階段です。手すり部分は欄間に使われていた部分を使っているそうです。階段裏の網代張りは、2色の木材を使って組み合わせ、わざと模様が目立つように考えられているそうです。

Fujitotuki

4階から3階との間の踊り場を見たところです。窓枠の形が富士山になっています。4階という、この建物の最上階であることから、こんなデザインになっているんですね~。ちなみに上から下がっている丸い照明は、お月さまを表しているとか。

Oohiroma

最後に案内していただいた、隣に続く館の大広間です。130畳の広さがあり、杉の折り上げ格天井(ごうてんじょう)は見事でした。

斉月楼は階ごとにも、部屋ごとにも同じデザインはなく、それぞれを一軒一軒の家に見立てて、楽しく作られているのでした。こうして色々なお話を伺うことが出来、さらに感動が深まったのでした。

Kyakushitu

Tokonoma

さて、宿泊したお部屋に戻り、レトロな椅子に座りながらお茶をすすり、通りを眺めていたところ・・・道行く人々がこの建物の前に来ると、立ち止まって記念撮影をしているではありませんか。

ウフフフ(*´σー`) こんな時、このお宿に泊まっていることがとっても嬉しくなってしまうのでありました。しかしKYなうちの息子は、通りに面した窓を開けて記念撮影している人たちの迷惑に・・・

しかし築70年以上のこの斉月楼、さすがに手直しをするそうで、5月末から建物にシートがかぶさってしまうとか。おお、あぶない。素敵な外観がギリギリセーフで拝めたということでありました。

Gaikanhiru

外観は、昼に見るとこんな感じです。この建物は、宮崎駿さんの映画「千と千尋の神隠し」に出てくるお風呂屋さん「油屋」のモデルになってるとかナントカ・・・。

そう言われれば何となく似てるかも・・・?

って結局ミーハーな理由で泊まりたかったんじゃないか!といわれてしまいそうですが・・・(実際否定できない)

日本の伝統建築が残る貴重な宿に滞在できて、本当に楽しかったですヽ(´▽`)/

次回はspa渋温泉・外湯めぐりspaのお話しをしたいと思います。

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