先日、おでかけ好きの主人に誘われて、川越に行きました。
天気は晴れ、風もなく、気温は軽く30℃を超える日でした。(;´Д`A ```アチアチ
いつも思い付きで出かけるため、準備もそこそこに家を出たのがいけなかった。日傘もサングラスも、帽子さえも持ってこなかった…アホですねー。
で、高速は空いていたので、昼前にあっさり到着。
まずは、川越城本丸御殿へ。これも城好き
の主人のお供です。

これって、埼玉県の指定文化財なんですね~。もとは大きなお城だったようですが、今残っているのは本丸御殿の一部です。
中を見学することができ、和室が10室前後ありました。途中で家老詰所なんかが移築されて、昭和の終わりになって戻ってきたりした部屋も見学できました。
途中で色々な施設として利用された名残で、広間の天井にはボールがぶつけた跡(学校としても使われていたようです)がたくさん残っていました。いいのかな~…
さてお次は、道を挟んで反対側にある、「川越市立博物館」へ。
この町は、江戸時代に大きな火事に何度かあい、町が焼け、そのたびに復興してきた歴史があったようです。そこで、火事に強い蔵がつくられたということです。
面白かったのが、民俗展示室です。蔵の作り方の行程が説明された模型の数々がありました。基礎の固め方や、蔵の壁の作り方(2~3年かけて塗りこめる)などが詳細に大きな模型で示されていて、分かりやすかったです。
さて、ずいぶん昼も近付いてきました。外に出るとうだるような暑さです。
「パパ、お昼にしようよ~ヾ(;´Д`A」
さっき本丸御殿の受付の人に、お昼を食べる場所を尋ねると、(御殿の見学をよそに、すでにランチの心配をしている私…イエ、ちゃんと見学もしたんですけどね…そこそこはね)ランチマップを下さいました。
それによると、博物館から蔵造りの街並みまで、歩いて10分ちょっとでいけるということです。
「じゃ、車はここに停めたし、歩いていこう
」
と、歩きだしたのはいいが、とにかく暑い。日陰がない!


空に太陽が2つも3つもあるかと思われるような日差し。ジリジリ
そして、蔵造りの街並みに続く1本道は、ふつーーーーーーーの道なので、見るものがないのです。
ヒマでメチャクチャ暑い日陰1つないこの道を延々と…(に感じた)半分くらいのところにある、市役所さえも、まだ見えない~
そして、ほとんど疲れかけたその時、やっとマップの半分のところにある市役所が。
「えぇーっ。ここまで来るのに10分くらいあったのに、この倍はあるんだよ~」
と、体力なさすぎの私。日頃運動していないせいと、空腹のせいで…)
(車取りに戻りたい)と思ったのですが、
「もうちょっとだヨ~
」
とか言って信号を渡っちゃう主人。
「待ってえぇ~…(ノ;´Д`)ノ」
ランチのマップは汗で湿っています。一番近いお店に入るっ!と決めて、主人の後ろを付いていきます。
そして到着したのが「割烹初音屋」(≧∇≦)やったー!お昼だ~!

格子戸を入っていくと、カウンターだけの和食屋さんです。カウンターの奥は畳敷きになってて面白い。
汗をふきふきメニューをみて、おそうめんとかき揚げのセットを頼みました。

カウンターの天板は銅板じゃないのかな~。結構凝った内装でした。天ぷらがちょっと固かったけど、麺はツルツルおいしかったです。
道路に面した塀とお店の間には内庭みたいなのがあって、涼やかでした。お昼は食べ終わったけど、また、外に出るのか~…
しかしここからが今日のメイン、蔵造りの街並みです。頑張って行きましょー。

道路の両側に江戸の街並みが残っていました。暖簾も何となくレトロです。観光の人が多く、しかし道路には普通に車が走っていてちょっと残念。
奈良井宿のときは、通行止めではなかったけれど、車はほとんど通らなかったし、なにより町の奥に見えるのが山だったので、完全にタイムスリップしたような感覚でした。
でも川越は信号もあり、車や観光バスも通り、建物群だけが今も残る、という印象でした。
こんな洋館も残っています。ショーウィンドウに説明が書いてありました。この建物は当初はデパートだったそうです。入り口の洋灯や、ステンドグラスが面影を残しています。それが使用されなくなって廃屋になったのを、買い取って手を入れ、現在は歯医者さんになっていました。

車が通らないと、こんな風に雰囲気が良いですねー。(とかいって自分もここまで車で来ようとしていたくせに…)

これも洋館です。埼玉りそな銀行川越支店(国の登録有形文化財)です。これは明治時代に建てられたのを、大正時代に改築したみたいです。

これは「時の鐘」と言われている、環境庁”残したい日本の音風景百選”なんですね~。
1日4回鐘が鳴るのだそうです。私が行った時は聞けませんでした。
最後に菓子屋横丁を通って、駐車場まで歩いて戻りました。体力つけなきゃ…
ものすごく暑かったですが、まったりとした一日でした。
